年末年始特別編・名家特集3

ライテス家

リシテアールにて、現トラルティールの建国以前から存在している家系であるが、勇者の血族として知られる、「ティアムル家」や「ラムンセン王家」と並ぶ三家の一つであるが、実際にはティアムル家の分家である「ヴァルシュタイン家」のさらに分家である。

初代ライテスは、この時代に珍しくもない「混雑種《ハイブリッド》」であり、「竜族・エルフ族・人狼族《ワーウルフ》の血を受け継ぐ人間である。

そればかりでなく、剣と格闘術、魔法を使いこなし、時の騎士団長として期待されたが、彼自身は「科学長官」となった。

その娘であるルミナリア・ライテスは、「天空《そら》の勇者」として六人の勇者の筆頭として戦い、超魔王ガルアレートの最初の復活に対して、打ち倒している。

それ以来の事跡としては、ライテス自身、惑星の総意であるにも関わらず、「初代リシテアール王」の座を蹴っているほか、当時のキティルハルムに「コタツ」や古代地球の料理を伝えていたり、邪馬台国の建国を助けていたりと、いとまがない。

また、代を経て、「旅行記」を記した者もいる。

現当主のアルナス・ライテスは、「リシテアール三賢人」の一人として数えられる亜神であり、白衣をまとい、日本刀をもってして戦う剣士である。

また、現在のリシテアールの科学技術の大半は、「三賢人」と初代ライテスによって発展したと言っても過言ではない。

なお、現在・・・

パスキール島に残るランドマークである、巨大空中戦艦ピースメイカーは、神々の戦争の際に人間が参加したころに沈んだものを改修したものであり、これがなければガルアレートの最初の復活に対抗できなかったどころか、後の「可変型宇宙戦艦」を開発することもできなかったであろうとも言われる。