年末年始特別編・名家特集1
キティルハルム王家
初代は、「ノワール女王」。
後のノワール神。
彼女の代では、「キティルハルム姓」はまだ名乗ってはいない。
かつてのリシテアールにおけるエルフによる古代文明が滅んだ際に、その全ての中央情報を回収し管理を始めたことから、キティルハルムの民は「図書館の番人」と呼ばれる。
初代が「魔導士・錬金術」の使い魔猫だったことから、一族は格闘家・魔導士・錬金術師・科学導師の素養を持ち、歴代の女王・王は、魔導師や錬金術師であることが多い。
この王家の特徴は、王太子以下の王子・王女は「一級貴族」として降嫁するという特徴があり、一番古い「一級貴族」は「アルム家」となる。
アルム家の初代アルム騎士団長(後のアルム神)は、山籠もりの修行で人食い熊の腕を剣の一撃で斬り落とし、さらに股間に神波動弾(一説によると気弾)で大穴を開けてとどめを刺したと言われる。
さらに、この熊の首を型取りして製作された秘宝が、金融の指標となる「黄金の熊の首」である。
なお、彼女は二代目女王キティルハルムの妹に当たる。
平和な時代には、女王・王には多くの発明家や冒険家を輩出し、リシテアールの発展を支えた。
現在の女王ミリアリア・イスレ・キティルハルムは、発明の特許を数多く持っており、生活に困ることはなく、むしろ国政にまで自己の資産を投入することすらあり、評議会から「国費から出すように」との苦言すらある。
なお、ミリアリア・イスレ・キティルハルムのセカンドネームの「イスレ」とは、古代地球の一民族の創始者が名乗った名が国家名・イスレールからである。
なお、彼女は同民族の失敗から法的に国家・王家による名乗りを禁じている。
しばらく、こんな感じでやってみようと思います。
暮れですので。




