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第2810話 神族のお披露目

「しかし・・・

我々の工業力にも限度というものが・・・」


電子機器生産で経済を支える惑星の王が言う。


だが・・・


アテナ神が従属神オウルや勝利神ニケに目配せをする。


オウルは、フクロウの翼を持つ神だ。


「オウル様。

ニケ様。

お呼びでございますか?」


そう言って、機械人間アンドロイドが入ってくる。


だが・・・


十二枚の翼を思わせるウイングバインダーを背中から生やしている。


「き・・・

機械天使!?」


「ついに実用化したのですか!?」


王たちがどよめく。


「はい。

一連の防衛戦にも、試作部隊が創造神帝キングジェネシス様の下に配備が始まっております。」


機械天使は、アテナ神たちに頭を下げる。


「戦女神アテナ様麾下・・・

機械天使・聖盾エイギス隊隊長・・・

セラフィム・アルフォンスであります。」


名乗ると、アルフォンスは前を向く。


「我ら、機械天使・・・

この危機に際し・・・

神々にお仕えし・・・

皆のために戦う所存であります。」


さらに、アテナ神は・・・


「アルフォンス。

「スペック」を。」


と、概要説明を求める。


「はい。

元来・・・

リシテアールにて、その守護神・平和神リケ様が実用化したのが・・・

自立型AI搭載の「機械天使」であります。

現在の私はあくまでも、機動兵器テルナハル状の戦闘ユニットに搭乗する「コアユニット」であります。

このままでも戦闘は可能でありますが・・・」


その説明に・・・


「ついに、神々が正式採用始めたにゃ・・・」


リケ神がひいていた・・・

ついにアテナ神が機械天使雇用!

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