第2804話 軍事会議
祭祀惑星エリュシオン・議会神殿・・・
ここに、軍事関係者や王、大統領や神々が集まった。
ただ・・・
今回の人と神々の話題の目玉は、二つあった。
「のう・・・
ファルティアよ。
お主の祖母が新調した正装は、どのようなデザインなのだ?」
ゼウス神が、ファルティア皇帝に絡んでいた。
「申し訳ございません。
なにぶん、私は聞かされておりませぬので・・・」
彼は、すれ違う王や神に捕まっては聞かれての繰り返しで、ぐったりしていた。
そう。
キティルハルム女王ミリアリア・イスレ・キティルハルムの新たな正装だった。
やがて議場に総員が入った時・・・
ミリアム女王が入室する。
「せ・・・
宣教師!?」
「キティルハルムは、かつて「禁教」だったと聞くぞ!」
これは、人々と神々の・・・
「キティルハルムの民」の印象を変えた。
気品があって、派手ではないその聖職者の装束は、母性と神聖さを感じさせた。
やがて、ミリアム女王は口を開く。
「お集りの神々や王、指導者にご覧に入れたいものがございます。」
スクリーンに、巨大な機械惑星型兵器が投影される。
「ご足労いただいた方には、初めて知る方も多いでありましょう。
これは・・・
機械惑星要塞兵器です。」
そうして・・・
シェス神と楪の魔女の手による「大艦隊」の壊滅のシーンとなる。
「こ・・・
これは・・・」
「油断ならぬぞ!」
「然り!
創造神帝様と偉大な魔女のお手をもってしてようやくだぞ・・・」
当然、彼らはミリアム女王に質問する。
「攻略法は?」
と。
デブ・スター?




