表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2887/3270

第2799話 ベローチェ艦隊全滅の経緯

後詰め艦隊・・・


「どういうことだ!?

凄惨な戦闘の後だと言うのはわかる!

しかし・・・

この戦死者の苦悶に満ちた表情はなんだ!?」


指令のラングは、当然そういう疑問を持った。


やがて・・・



それは、タルタロス宇宙にベローチェ艦隊が戻った直後だった。


「殺人機械は、どうなっています?」


「は・・・

はい。

各艦に、突入されており・・・

甚大な被害が・・・

かく言う我が艦にも・・・」


「くッ!」


「しかし、幸いなことに殺人機械は動作を全て停止しています。」


そう。


殺人端末キルドローンは、全て停止していた。


「生き残りがこれだけでも、勿怪の幸いです。

このことを上にただちに報告・・・」


だが、異変は次に起きた。


「おい!

どうした!?」


オペレーターが叫ぶ。


「どうしました!?」


「そ・・・

それが・・・

全艦、皆が意味なく笑い続けたあげく・・・

これまた意味なく、風邪に似た症状で「突然死」していくようです!」


そう。


これこそ、ジョルジュが殺人端末キルドローンに仕込んだ「笑いインフルエンザ」ウイルスだった。


ただでさえ・・・


古代地球の最悪の感染症の「コロナウイルス」・・・


それと、ファクトリアが「遺伝情報魔改造」を施した「ワライタケ」の毒を複合した・・・


最悪の細菌兵器だった。


そうして・・・


ベローチェ艦隊の生き残りは、しばらく耐えていたが・・・


自分の意思を無視して続く「笑い」により、ごっそり体力と神波動オーラを奪われ・・・


「コロナウイルス」本体によって、衰弱死して全滅してしまったというわけだ・・・



この詳細な調査結果に対しラングは・・・


「お・・・

おのれ・・・!

ここまでするかッ!?」


顔も知らぬジョルジュに対し、怒りを向けるが・・・


「ま・・・

マズいです・・・」


オペレーターが、言いづらそうに言い淀む。


「どうした!?」


「この艦隊が・・・

ウイルスで汚染され始めています・・・」


エグさ満載です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ