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第2795話 禁断の殺戮兵器

カピバラス艦橋・・・


「さあ・・・

急ぎなさい!

殺人端末キルドローンの敵味方識別神波動(オーラ)コード入力をね!」


ニコは、艦隊全体に命じている。


「くくく・・・

今回ばかりは、神話の時代の地球人の言葉にあやかりたい気分なんだよね。」


ジョルジュが、人の悪い笑みで言う。


「陛下がこんなことを言ってたよね。

「人間は、自らを滅ぼしかねない兵器があることで、その愚かな争いを控える」って。」


「それは・・・

鉱山開発や高層ビル爆破に使用されるダイナマイトを開発した、「アルフレッド・ノーベル」の思想でしたね。

もっとも・・・

キティルハルムの民は、純然たる鉱山開発のために復活させましたが。」


「そうだよ。

まあ・・・

この宇宙では、ここまでやらねば懲りない愚か者は少数だろうが・・・

あっちは、どうもそうではないようだ。」


そこで・・・


「僕は・・・

二度と使うまいと思っていた古代文明時代の「悪事」に使った兵器を投入しようと思ったわけだ。」



ベローチェ艦隊・・・


「敵艦隊より、回転式鋸チェーンソー状の飛行物体が!」


「なんですかそれは!?」


ベローチェは、怪訝そうにオペレーターを見た。


「そ・・・

それが・・・

我が艦隊の・・・

それも、攻撃を仕掛けたユニットに対して体当たりを敢行して、「切り裂いて」しまうのです!」


また一隻・・・


巡洋艦が斬られる!


そう。


かつて、ジョルジュは「悪の大魔王」より昔・・・


世界を敵に回して戦争していたころ・・・


これで、罪もない民間人の乗った大型乗合自動車バスを横から「斬った」という実績がある。


「しかし・・・

先輩あなたにこの黒歴史とも言える兵器を使わせるとは・・・

タルタロス宇宙も、そうとうのものですね。」


ニコもまた、人の悪い笑みを浮かべていた。



ガ〇ダムのアレですよ。

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