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第2792話 自分で戦力を減らしてしまった者たち

ウリナラース神殿・・・


「なんだと!?

先に攻め込んだ艦隊と次に攻め込む予定の艦隊が同士討ちして全滅しただと!?」


ウリナラース神は、激昂した。


「は・・・

はい・・・

どうやら・・・

敵将の中に、すこぶる強力な魔導士がいるようで・・・

ある程度追い詰めた後、こちらに「送り返して」きたもよう・・・」


神の一柱ひとりが、戦々恐々とした口調で説明する。


「ええい!

奴らを休ませるな!」



だが・・・


次の一手は・・・


「ははは!

次は僕が相手だ!

他の人たちや老師と一緒にしてもらっては困る!」


旗艦カピバラスの艦橋で、ジョルジュがふんぞり返る。


・・・が、そのままひっくり返り、助手にして妻のニコに支えられる。


先輩あなた・・・

昔から変わってませんね・・・」


ジト目のニコ。


ニコ自身、数え切れないほど子供を産んでいるが、いまだにロリ顔だ。


「老師が、えぐい手を使ったみたいだね。

要は・・・」


「こちらが殲滅させるか、消耗させて撤退させれば「勝ち」なんですね?」


「皆まで言うなよ。」


そう言うジョルジュの顔は、「悪」の大魔王時代さながらの邪悪な表情をしていた。


「どういう戦術がいいかなあ?」


さすが「三賢人」の一人。


その脳細胞はフル回転していた。


事実、人鼠ワーラットは、獣人族の中でも頭がいい。


人猫ワーキャット人狼ワーウルフに並ぶレベルだ。


「では、こういうのはどうでしょう?

反射盾リフレクトシールド艦を並べて、迎撃するというのは・・・」


ニコが、「女性がしてはいけない表情」をする。


「君もタヌキだねえ・・・」


「いいえ?

「ネズミ」ですよ~・・・」


タルタロス宇宙側は、相手の術中に嵌っていることに気付いていないようだった・・・

ネズミって、意外と頭がいいそうですよ。

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