第2780話 どうされますか?
「いやあ・・・
そう考えると・・・
うちらってちっぽけな存在やなあ・・・」
しみじみと言うスパコーン。
「でも、捨てた物でもないですよ?
そもそも・・・
人間の・・・
それも腸内にも多くの細菌がいますしね。」
私は答える。
「江戸の八百八「町」とも言いますしねえ・・・」
清仁大帝がボケをかます。
「大帝陛下。
畏れながらサムいです。」
従者として随行する三毛猫君がツッコむ。
「まあ・・・
置いておいて・・・」
テラがとりあえず、リケ神をうながす。
「まあ・・・
この「町内」の「最近」は・・・
バランスが重要にゃ。」
「字が違うんだし。」
アロームがツッコむ。
「デタント・・・
善神と悪神が、融和・・・
あるいは膠着になっている状態だな。
それが、この宇宙だ。」
アルナスが言う。
「ただ・・・
むやみやたらに戦をふっかけたい者がいるのは、世の常か。」
「ですね。
せっかく平和なのに、領土欲しさに戦をふっかけて世界の三分の一を敵にまわした大国もありましたねえ・・・」
清仁大帝が言った。
「さて・・・
ミリアム女王。
どうなさいます?」
清仁大帝が聞く。
「とりあえず・・・
「好きなだけ」侵攻させます。」
私は、ニヤリと笑う。
「猫」さながらに。
「「げ!」」
アルナスとジョルジュが、顔面蒼白になる。
「わかったよ・・・
つまりアレだろ?」
「あ・・・
ああ・・・
好き放題殴らせて、体力も神波動も尽きたところを・・・」
ジョルジュとアルナスの顔が言ってる。
「女王がしちゃいけない顔していやがる」って。
あるんですよ・・・
そういう戦略が・・・




