第2770話 創造神帝
フォルトレス要塞・・・
「ぎゃあああああああああああああああああッ!」
オペレーターが、恥も外聞もなく絶叫している。
それもそのはず。
自分の身体が、急速に暗黒神波動に浸食されていくのだ。
これをなんとかしようと、暗黒神波動を制御しようとすると、余計に暴走する。
「まさか・・・
まさか、これが創造神帝の真の怖ろしさか!?」
フォルトレスは、身震いした。
「な・・・
ならば・・・
光流神波動で・・・
うぎゃああああああああああああああああああああああああッ!?」
光流神波動で相殺を試みるも、同様の激痛と暗黒神波動の浸食が襲う。
抵抗すればするほど、さらに身を削る。
「冗談ではないぞ・・・!」
倒れかかった身体を起こし、コンソールに手をかけるフォルトレス。
「私とて「神」・・・
ただでは負けんッ!」
だが・・・
その闘志に反応して・・・
「ぐはあああああああああああッ!」
さらに暗黒神波動が、浸食する。
そんなときだ。
モニター画面にシェス神が映ったのは。
「そなたは言ったな?
「たかだか刀傷」と。
この奥義は・・・
「対神・対魔」用の奥義。
いくら、善性と悪を兼ねた人間でも・・・
いくら、光流神波動と暗黒神波動を御している神でも、これに耐えきって生き残った者はいない。
この奥義は・・・
神話の時代・・・
「絶対許せぬ破壊神や悪魔」に対して使用してきた。」
シェス神は、剣をかまえた。
コワいっす!




