表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2840/3270

第2753話 ハルカ神の見解

そこで、ハルカ神が挙手する。


「なかなか興味深い。

しかし・・・

かつて私が「人間」だったころや「超魔王」だったころには、すでに出ていた理論です。

ミリアム女王。

どこでその発想に至りました?」


ハルカ神は、興味深げに私を見ている。


「これをご覧ください。」


私はスクリーンを展開した。


ずらりと元素記号の並んだ表・・・


「おお・・・

元素記号表・・・」


一人の科学導師が言う。


「これを見て、「もし、自分勝手に番号を書き換えられたら」と思いました。」


「あぶねーにゃ・・・」


「ガチで考えるとは・・・」


「いや・・・

科学導師の発想ってな、そっからだよ・・・」


なんか、科学導師たちが失礼なこと言ってるなオイ。


「いつ思いつきましたか?」


「え・・・

え~と・・・」


「いつ?」


しつこいぞ!


「ぜ・・・

前世の・・・

学生時代に・・・

ヒマな時、物理の教科書を見ていて・・・」


私の両耳は、ぺたんと垂れ、尻尾も垂れ下がった。


「へ・・・

陛下!

あなたがしょぼくれる必要はないぞ!

なぜなら・・・」


アルナスが叫んだ。


「「私」も同じクチだ!」


ええい!


仲間が欲しいんじゃないやい!


「まあ・・・

科学的考察とは、そのようなモノですからね。

では・・・

どうなさいます?

サイレス神。

あのような攻撃を防ぐには・・・」


ハルカ神は、メガネを押し上げ、ニヤリと笑った。


相変わらず、怪しい人です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ