第2724話 壁に耳あり障子に目あり
「そこのクソ猫どもとウサギ!
宇宙にしかと流せ!
よいな!」
ガチギレ状態のオーディーン神は、隠れていた報道ギルドのレポーターに、隠密のミミ、メアリーを見つけると、命じた。
「壁にミミあり!」
「障子にメアリーにゃ!」
「さすが、オーディーン様。
神さえも欺く隠蔽術を見抜くとは、さすがですにゃ。
お言葉なれど、すでに全宇宙ネットで中継されておりますにゃ。」
レポーターが、ニヤリとして言う。
「それでよい。
コリアス大統領よ・・・
そなたの惑星は・・・
若い者共が、大層苦労しておるようだぞ・・・」
それをよそに・・・
「どうやら、他宇宙タルタロス・・・
ここは、こちらとそう変わらないようです。
が・・・
三毛猫君?」
浄仁大帝が報告すると・・・
「はい大帝。」
ケモ度がやたらと高いぬいぐるみのような猫が、報告書を読み上げていく・・・
「なんなんにゃ?
アレ?」
ナキが言う。
「公式では「オス」と名乗っているがな。
銀河人でも、「メス」にしか見えん。」
ラインハルト提督が答えた。
「「彼」・・・
ブルーインパルス隊などの部隊に混ざって・・・
巨大化して戦ったと聞きますが・・・」
にわかに信じられず、私が聞く。
「事実だ。」
「マジにゃ?
まるっきり「怪獣」にゃ・・・」
その時だ。
ーせめて「ウ〇トラマン」と言ってください!ー
精神感応で言ってきた!
ちなみに、コリアス大統領は・・・
しばらくおとなしくなっていた・・・
またもや三毛猫くん登場!




