第2718話 守護の竜・平和の猫神
「これなるは・・・
守護の竜・平和の猫神にゃ!」
それを見た神官たちは、「マジ!?」という顔をしている。
「リケ様・・・
こんな高度なモン・・・
使えるんですかにゃ?」
「うん。
そこまで・・・
あー・・・
うん・・・」
神官たちは、顔を見合わせている。
だが、従属竜たちはわかっていた。
「リケ様は・・・
神として研鑽を積むことで・・・
最低でも、陛下程度の脳処理能力をもっておられます。」
テラが言う。
「そういうことにゃ。
この武具・・・
人間を越える脳処理能力が、使う者に必要にゃ。」
リケ神は、守護の竜・平和の猫神をまとう!
その姿は、猫を象った荘厳な鎧となっていた。
「くッ・・・
こんなものを・・・
あなたは、「人間」がつくったものを武具として恥ずかしいと思わないのですか!?」
ミネル神は、まくしたてた。
「ソレ・・・
人間の間じゃあ、「選民思想」とかいうにゃ。
くだらんプライド・・・
油で揚げて食うに限るにゃ。」
「「「にゃーははは!」」」
神官たちの「ミケランジェロ一族」のツボに入ったらしく、彼女らは爆笑している。
「「「さ・・・
サムいにゃ!
それ言うなら、「フライドポテト」にゃ!」」」
言っている傍から、艦橋にいたオペレーターたちが襲ってきたが・・・
従属竜や神官たちは、なんなく撃破している。
「ふッ・・・
神ってのは、いばってりゃいいもんじゃないにゃ!」
リケ神は、剣をかまえた。
ついにリケ神にも!




