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第2714話 神経質な防備

「ちょっとこれは・・・」


一人の魔導師系のミケランジェロ一族女性神官が、目を隠す形のゴーグル状機械を装備する。


「にゃ・・・

数えるのもウザいくらいの同様の隔壁があるにゃ・・・」


そこで・・・


「にゃ?

リケ様!?」


リケ神は、両手を何かを抱えるようにして、神波動オーラを集中する。


やがて、一抱えの鉄球が出現した。


「空気中の鉄原子を集めたにゃ。」


「「「え?」」」


「「「にゃ!?」」」


一様に、神官たちは目を剥く。


リケ神の意図を察したからだ。


リケ神は鉄球を両手で持ちつつ、雷系の魔法力を両手に集中する。


科学に詳しい神官たちは、瞬時に理解した!


「にゃーッ!」


そのまま、鉄球は扉に超高速で飛び・・・


一気に、それを貫いていく!


「リ・・・

リケ様・・・

これって・・・」


唖然としながら、テラが苦笑する。


「お察しの通り、「電磁加速砲レールガン」にゃ。

電磁加速砲レールガンとは・・・

リニアモーターカーと同じ原理で、高速の弾丸を飛ばすにゃ。」


リケ神は、悪い顔でニヤリと笑う。


「猫」さながらに。


「時速1200kmですにゃ・・・」


先ほどの神官が、呆気にとられながらデータを見る。


「さすが「神」・・・

えげつないんだし・・・」


アロームが、肩を落とす。


ヘタな戦艦搭載や、機動兵器テルナハル装備の物は、そのバケモノ速度は出ない。


一行は、ぶち抜かれた扉の大穴を通って侵攻していく。


「陛下もこうやって、コークスクリューキックでよく隔壁をぶち抜かれるにゃ。」


「「「陛下は、こんなど派手なことはしません!」」」


神官たちが反論する。


「いや・・・

戦略って意味にゃ。」



艦橋では・・・


「なんなんですか!?

あの非常識な神は!?

よもや、人間の兵器を魔法で再現するとは!?」


ミネル神が、悶絶していた。



レールガン再現です。

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