第2713話 ミネル艦攻防!
「たあッ!」
リケ神の紋章を付けた神官服の人鼠の小柄な少女が、ミネル神の兵を斬った。
ばしんッ!
テラの尻尾の一撃で、ミネル神の兵が三人ほど一気に絶命する。
「頭の悪い私ですが・・・
肉体的には、強靭ですよ。」
「こ・・・
この恐竜・・・
強い・・・」
「こう見えても私は・・・
「暴竜王」ですから。」
彼女らの後ろを歩く、リケ神。
「光輝閃熱針!」
彼女が放った無数の炎の針が、敵兵を貫いていく。
そうして・・・
前方に扉が見えた。
見ると、電子ロックらしく・・・
詳しそうなアロームが進み出るが・・・
「・・・・・・」
テンキーを適当に叩き・・・
エラーを10連発・・・
「うう・・・
ウザいんだし!」
ついにキレたアロームは・・・
「どっせいッ!」
どストレートに、神波動を込めた拳でぶち破った!
「最初からこうすればよかったのでは?」
人鼠の神官少女が言う。
「・・・うるさいんだし・・・」
憮然とするアローム。
すると・・・
三人の銃と剣を持った騎士が現れる。
「我ら、ミネル神の騎士!」
「ここを進むなら・・・」
「我らを・・・」
だが・・・
ステラが、呪文を唱え・・・
術を放つ!
「裁きの吹雪ッ!」
「「「ぎゃあああああああああああああああッ!」」」
三騎士は、一瞬にして凍結し、粉微塵に砕け散る。
さらに、その向こうは・・・
全員が絶句した。
なぜなら・・・
また、電子ロックの扉だったのだ・・・
無双してます。




