第2698話 ナキ専用機ミーシャ
コリアス艦隊・・・
「な・・・
なんだあの機体は!?」
コリアス艦隊提督は、度肝を抜かれていた!
「助けてくれたのはいいが・・・
妙な機体ですね・・・」
提督の前方席に座した艦長が、額に冷や汗・・・
「わッ!
あの新型・・・
変な攻撃をしています!」
そう。
ナキのミーシャは・・・
ドリルアーム状の武器を取り出していた。(どこにしまっていた?)
これを右手に装備・・・
機体後方のバーニアスラスターを吹かし・・・
急加速。
「にゃあああああああああああああああッ!」
ガガガッ!
なんと!
敵機の「股間」に潜り込み、ドリルアームでそこから破壊していた!
「みんな彫刻にしてやるにゃ!」
ナキの服装は・・・
「例の」三毛猫着ぐるみだった!
「「股下」から攻撃をしています!」
「は!?」
コリアス提督と艦長は、顔を見合わせる。
そのときだ・・・
「聞いたことがある!」
唐突に何か思い出す提督。
「確か・・・
リシテアールの守護神リケ・ミケランジェロの戦術が・・・
「敵の股間から斬る」だった!
よもや・・・
あの機体のパイロットは・・・
ミケランジェロ一族ではないのかッ!?」
ミネル艦隊・・・
「ま・・・
まさか・・・
この「猫」そのもののような神波動・・・
あの武器・・・
キティルハルム商工ギルドマスター・・・
ナキ・ミケランジェロかッ!?」
ミネルは、その正体を当てる。
が・・・
やがて三機の可変型機がフォーメーションを組んで、迫っていた。
「「「にゃーははは!
海猫隊³(三乗)にゃ!」」」
サムい親父ギャグと共に、集合・散開を繰り返し、艦や機体を沈めていく!
ミリアリア艦橋・・・
「母様!
海猫隊が勝手に出たの!」
「あいつらはほっとけ!
ナキが心配だっつーの!」
ユニィの報告に、私は怒鳴った!
まさかのドリルアーム!




