第2697話 強襲!コリアス!
「ぐぬぬ・・・
なんだ!?
あのアニメは!?」
コリアス大統領が、またも吠えた。
そのときだった!
ズウウウウウウウウウウウンッ!
もの凄い音がする!
「だ・・・
大統領!
大規模な艦隊の攻撃です!
現在の兵力では歯が立ちません!」
コリアスは、熱各ロケット推進と速射砲やレーザー砲塔を持った宇宙艦隊を「なんとか」配備し終えた状況であった。
マンマシーンも、配備しているが・・・
少数の配備・・・
後は戦闘機だけだ。
「ええいッ!
全兵力にて迎撃ッ!
しゃくだが、宇宙連合に援軍要請だッ!」
大統領は、またも歯噛みする。
「あのクソ猫をアテにするのかッ!」
コリアス衛星軌道上・・・
識神ミネル艦隊・・・
「くくく・・・
さすがに、この程度の石器時代人なぞ・・・
子供の手をひねるように片付けてしまいましょうか・・・」
ニヤリと笑う、識神ミネル。
「神」らしからぬ戦略だが・・・
このような「低文明」の惑星はやりやすい。
だが・・・
「ミ・・・
ミネル様ッ!」
オペレーターが、悲鳴をあげると同時に、艦体に衝撃が走った!
「ぐッ!
あ・・・
あれは・・・
新型機動兵器!?」
そこには、キティルハルム艦隊を先頭にしたリシテアール艦隊が・・・!
さらに・・・
その「前衛攻撃」役に、腕を十字に組んだ機体が存在していた!
「ナキ・ミケランジェロ専用機・・・
ミーシャにゃ!」
ナキは、コックピット内でナトリウム錠剤をかじる。
どうやら、ナトリウム光線を撃ったらしい。
キティルハルム艦隊・ミリアリア艦橋・・・
「母様!
ナキ閣下・・・
さっそくやったの!」
「アホがッ!」
私は悪態をついた。
また「あの技」です。




