表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2758/3270

第2677話 コリアス館

色々廻って・・・


私は、コリアス館に案内された。


しかし・・・


「なんですか?

この建付けの悪い柱は!」


建物の支柱の鉄骨は、サビていて、今にも朽ち果てそうだった。


「や・・・

安い建材を使ったので・・・」


コリアス大統領は、苦しい言い訳をしている。


「わーッ!」


床材に足をとられる、キティルハルム一級貴族らしい青年。


「ちょっと、コリアス大統領!

キティルハルムじゃあ、手抜きでもこんな劣悪な材料は使いませんよ!」


「い・・・

一般人が、大統領にたてつくか!」


そこを、私が両者の間に割って入る。


「ここは、「他国」です。

「自国」の法はききませんよ。」


とにかくだ・・・


コリアス館を見てまわる。


「劣悪な品種だな・・・

これ・・・

キティルハルムのやつじゃないか?」


「この映画・・・

スクリナ監督のヤツだろ・・・」


キティルハルムの民が、難癖をつけまくっている。


「うあ!

これひどいにゃ!

やるならいっそ、完コピしろというレベルにゃ・・・」


「この説明なんか・・・

タイラントやカルマ連邦のマンマシーンは、コリアスの技術を転用して開発されたって・・・」


「おい・・・

「コリアス起源説」かよ・・・」


ヘクセンティアールの水棲人マーフォーク男性と、人狼ワーウルフ族が顔を見合わせている。


「あれって・・・

まだまだ宇宙連合に及ばないものの、キティルハルムの機動兵器テルナハル部隊をてこずらせたんだろ?

それに、そもそもタイラントの前身の旧クラウンの技術らしいぞ・・・」


「それに・・・

未だに、旧タイラント・クラウンから賠償金を要求しているらしいな。」


「ああ。

こういうのって、相手国が支払ったら、それ以降は請求できないんじゃなかったか?」


それを聞いた、コリアス大統領は、拳をぷるぷると振るわせていた。


それを、キティルハルムの報道ギルドが、しっかりとカメラに収めていた・・・

どっかの国みたいですねえ・・・

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ