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第2676話 トラルティール館

トラルティール館では、アルナス自らがホストを務めていた。


特に目を引くのは、トラルティールは、勇者の地であり・・・


その歴史に錬金術と魔法技術・・・


さらに、キティルハルムに継いで科学技術を復活させたティアムル家やその分家であるライテス家のことが、ことさらにくわしく展示されていた。


「・・・というわけで・・・

現在のリシテアール全土を走るリニアモーターカーは、ティアムル家のエルフの大魔導士二人によるところが大きい。」


アルナスが、説明している。


他にも、ウズドガルド領のは豊富な資源を駆使した芸術産業が目をひく。


「トラルティールは、勇者の国だというが・・・

あまり大きく取り上げておらんな。」


厭味ったらしく、コリアス大統領は、言う。


「昔の戦争の多くは、対魔王戦です。

ゆえに、勇者が必要とされました。

が、今は彼らは前線指揮官となっている程度です。

彼らとて「人間」。

無理な負担は減っているのですよ。」


やれやれ・・・


懐古主義の人々は、そういった「英雄」を表に出したがる傾向にあるようだ。


「これは・・・

古代人が眠っていた冷凍睡眠コールドスリープ施設のジオラマか・・・

こんなものまで残して、どうやって超魔王の情報を・・・」


「なければ、いかなライテス卿も、勇者たちを率いて戦うことはおろか、あのホープメイカーをよみがえらせることもおぼつかなかったようですよ。」


そう。


そういった過去の遺産なければ、キティルハルムの技術やライテス卿の技術をもってしても、今のリシテアールに繋がる科学は築かれなかったのだ。


「見ておれ・・・!

我がコリアスの文明を・・・!」


あ。


これは、自分で見当違いの大恥をかくやつだ。

ますます・・・

ですよ・・・

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