第2667話 神槍パルテナ
ガン!
ガキイイイイイイイイイイイイインッ!
火花が飛び散り、強度が増していく。
それは・・・
戦女神の槍にふさわしいものとなっていく。
それを、水魔法で冷やし・・・
振ってみる。
そして・・・
「これにて完成です。
思ったより、元の槍が破損していなかったので、製錬時間が短くて済みました。
銘は・・・
アテナ様から・・・
「神槍パルテナ」です。」
うやうやしくささげる。
「お・・・
おおう・・・
これは・・・」
アテナ神は、興奮している。
「アテナ様の戦は、「守るための戦」。
ゆえに、幾重にも防御魔法を封じておきました。」
だって、アテナ神・・・
攻撃的だし。
「「「おおおおおおおおおおおッ!
人間の女王がッ!
神に・・・!」」」
なんか興奮している人たちがいる。
私は、道具一式を送還する。
「むおおおおおおおおおおおおおおッ!
神々の名工とされた私がああああああああああああッ!」
なんか、ヘパイストス神が絶叫している。
「君は、「職人の神」でもあるだろう?
「専門分野」で負けても、恥じることはないのでは?」
アポロン神が言う。
意外に、アポロン神とヘパイストス神は仲がいい。
「しかし、見事なものだ。」
言われてもなあ・・・
「器用貧乏なだけです。
あと、凝り性なんです。」
「ついでに肩も「凝ってる」にゃ。」
スパーンッ!
私は、ナキの頭をハリセンでひっぱたいた。




