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第2664話 装備品

この戦果には、特にオーディーン神が大絶賛だった。


「総合導師ファクトリアの基礎研究と、デイブランド神の服飾・・・

これが、今回の大戦果にふさわしい!

ぶははは!」


と、上機嫌だ。


「特に、神とはいえ・・・

子供さえも扱える正装は、戦力になるわい!」


が・・・


中には、微妙な表情の神々もいた。


「アレはさすがに・・・」


「ナキ・ミケランジェロは、中身もすごいしな・・・」


そんな中・・・


「コラ!

こんな時に、エロ電子書籍を読むな!」


喧騒から離れて、読書をしていたアロームに怒鳴ったのは、ポセイドンの神獣ケートスだった。


大柄の少女の姿だ。


「ペルセウス様に石にされたクジラがうるさいんだし!

あたしは、読書してるんだし!」


「このエロサウルス!」


「誉め言葉だし。」


ページをスワイプして、「げへへ・・・」と、女性に許されない下卑た声で笑っている。


「リケ神!

この恐竜なんとかなりませんか!?」


「ならんにゃ。」


リケ神は、セレーネ神一家を見ていた。


「それにしても・・・

あの一家のファッション・・・

なんとかならんかにゃ・・・」


セレーネ神・・・レオタード。


エンディミオン神・・・タキシード・・・


「あれが、デイブランド神の技術で強化されたらすげえコワいにゃ・・・」


別の意味でだ。


「でも、リケ様・・・

ファクトリア閣下のデータで、神々は自分の「神聖竜ゴッズナーガ」を生産できるんだろ?」


ショータが言う。


「そうにゃ。

それによって、こちら側の戦力は増強できるにゃ。」


それよりも・・・と、セレーネ神一家の「なぜか」神楽衣装のウサギ神を見た。


「あの女神・・・

どっかで聞いた特徴にゃ・・・」

神楽衣装の女神・・・

さて、誰でしょう?

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