第2661話 エリクトニオス神
「だりゃあああああああああああッ!」
きついッ!
いくらなんでも数が多い!
艦を沈め、敵機を葬るが・・・
だがそこに・・・
「間に合った~・・・」
少年神がいた。
彼の元に、神波動レーザーが集中。
しかし、彼のマントがことごとく防ぎきる。
かなりのちびっこだが、風格がある。
「僕の名はアテナ神の息子・エリクトニオス!」
き・・・
聞いたことあるぞ!
初代アテネ王!
「そらッ!」
エリクトニオス神の投げた槍が、直線になった艦を串刺しにする。
「ちょっと!?
アテナ様!?
あんなイケメン坊やがいるって聞いてないにゃ!」
ミケランジェロ一族女性の一人が、アテナ神に怒鳴る。
「でしょうね。
彼は普段、事務仕事をしてるんですよ。
見てなくて当然です。」
涼しい顔のアテナ神。
「奥義・・・
「投げ槍」!」
どごおおおおおおおおおおおおおおおんッ!
無数の艦が破壊される。
「さすがはデイブランド神のマントだよ。
ナキ・ミケランジェロの着ぐるみもかわいいけど、こういうのもいいねえ。」
子供らしく、無邪気な表情だ。
ま・・・
まさか・・・
デイブランド神・・・
「ミリアム女王陛下。
神々もご所望なので、ご希望の神々にオーダーをとりました。」
満足げなデイブランド神。
いるんだよ・・・
こういう、職人バカの人たちって・・・
ナキといい・・・
デイブランド神といい・・・
ついに出ました!
アテナ神の子!




