第2660話 女王乱舞!
「撃てッ!」
錯乱した艦隊は、手当たり次第に乱射する。
もはや戦略のかけらもない。
「よもや、あの着ぐるみ女といい、この女王といい・・・
こちらの宇宙の人間はバケモノかッ!」
ミリアム女王は、空中で回転してかかと落としを決め、また一隻爆破する。
「縦円座斬り!」
どごおおおおおおおおおおおおおおおんッ!
「「「それはかかと落としだッ!」」」
神々と要人たちがツッコむ。
「奥義・女王乱舞!」
ミリアム女王は、立体的な女王の舞で敵を駆逐していく。
「・・・という訳で、奴ら・・・
あのクソ猫のデータを採っておらんかったのじゃ。」
オーディーン神は、ゼウス神に愚痴を言っていた。
「機械の神と言う割に愚かじゃのお・・・
神々と互角に戦うあの女王を無視するとは。」
「まったくじゃ。
この宇宙・・・
あのクソ猫ほどでなくとも、強い人間どもはいくらでもいるわい。」
「ですよねえ・・・」
合いの手を入れたのは、太陽神アポロンだった。
彼は人間をよく見てきた神の一柱だった。
「にゃーははは!
我々はなめられてるにゃ!」
と、バステト神。
「時に・・・
リケ神。
殴られたらどうするにゃ?」
「そりゃ、100倍にして殴り返すにゃ。」
さも当然という表情のリケ神。
「なめられたら?」
「100倍にしてなめ返すにゃ。」
そこで・・・
くわっと目を見開くバステト神。
「一千倍にして返すにゃ!
ミリアム女王!」
そこで、ミリアム女王は、バステト神に礼をする。
「御意に!」
このとき、見ていたショータ・ミケランジェロは証言する。
「アレは、人間のしてはならない凶悪な笑みだった・・・」と・・・
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凶悪さを増しています。




