第2647話 アスガルド神族出陣!
そんなときだった。
コペルニクス神が駆け込んできたのは。
「また、宇宙中心部に敵艦隊が!」
そこでオーディーン神が、立ち上がる。
「よほど神罰を食らいたいようだのお・・・」
「では、おともいたしましょう。
ヒルデガルド!」
「ははッ!」
オーディーン神、トール神、ヒルデガルド神が進み出る。
その三人に、ゼウス神が震え上がる。
「マジかのう・・・」
「マジのようです。」
アテナ神が、答える。
瞬時に、神聖竜をまとう三神。
「オーディーン様もだけど・・・
ヒルデ様って・・・」
ナキが言う。
「アスガルド神族には、女性騎士軍団がいるのよ。
それも、全員がアテナ様の下位互換のような強さよ。」
「アマゾネスにゃ・・・」
三機は、宇宙空間に飛び出すと、転移して消える。
「勝てるかどうか不安です。
ミリアム女王・・・
見てきてください。」
「わかりました。」
私は、守護の竜・神猫で飛び出した。
宇宙中心・・・
ここに、それなりの艦隊がいた。
「負ける気がしませんね。」
と、ヒルデガルド神。
彼女とて、長い艦隊戦が続いたため、身体がうずいている。
「しかし、こういうときこそ油断大敵なのだ。
新兵器をもってしても、やられるときはある。」
トール神が言った。
「とはいえ・・・
義はこちらにあるのじゃ。
ゼウスばかりに、いいかっこはさせまいて。」
オーディーン神は、ニヤリと笑う。
ワルキューレは、たくさんいます。




