第2634話 神の兵器の技術2
「破壊神王12人は覚醒し、宇宙破壊戦争を始めた。
当時のカーバイン王国国王は、「創造と破壊の竜」の解析と、生産・・・
宇宙連合への協力を要請。
このとき、銀河軍にも、対抗兵器として、可変型戦艦が次々と就航した。」
「それが・・・
「グラム級」・・・
我が星のパスキールにある・・・
「空中戦艦」ホープメイカーですね。」
私が言うと、リヒャルト陛下は、うなづいた。
「もっとも・・・
本格発掘の折・・・
技術力が足りなかったため・・・
「空中」での運用に限定されたようです。
我がキティルハルム王国も、変形機能こそ持たぬものの・・・
同様の空中戦艦クイーン・ノワール級を就航しています。」
「うむ。
そうして、創造神族シルフィード様の協力により・・・
全ての「創造と破壊の竜」は、復元された。」
そこで、ナキが目を丸くする。
「ガチの「神の技術」にゃ!」
「そうだ。」
可変型戦艦が、人型で並び・・・
一斉に、神波動閃熱砲を撃ち・・・
その何隻かが、破壊神側の艦や要塞を「殴り壊して」いく・・・
「まさに、神々の戦いにゃ・・・」
「そう。
その末に・・・」
黄金の竜鳥の機体・・・
「創造と破壊の竜」が、輝いて収縮し・・・
一人の神の鎧となる。
「あれは・・・
まさしく・・・
創造神帝様にゃ!」
まだ若いが、「本人」だった・・・!
この戦いで脱落した艦が、後のリシテアールに墜落したのです。




