第2633話 神の兵器の技術
「結論から言おう。
現在の創造神王は・・・
我が王国の、建国聖戦士から数えて数代後の「二代目」聖戦士だ。
彼らは・・・
破壊神族と戦い続け・・・
結果として、宇宙を巻き添えにしながら進化・・・
最後の戦いで決着をつけ・・・
今の宇宙とした。」
「にゃ!?
それでにゃ・・・
これまで、創造神王と破壊神王がこれまでの戦争に参加してこなかったのは・・・」
「そう。
「できなかった」のだ。
だが・・・
落ち着いた今の宇宙を狙って、向こうから侵攻しつつある。」
リヒャルト陛下は、ナキの言葉に返答した。
「でも・・・
あの「神」級のアホ技術・・・
どうやってゲットしたにゃ?
ファクトリアが聞けば喜びそうだけど・・・」
「それは・・・
「神々の最終戦争」の折だ。」
リヒャルト陛下は、映像装置を操作する。
カーバイン王国圏内の宙域を巡回していた艦隊は・・・
巨大な機動兵器を発見。
やがて・・・
「破壊された箇所が多すぎる・・・」
「光流金属構造物が9割を越えているぞ・・・」
「生命反応だ!
パイロットが生存している!」
艦の乗組員たちは、その機体からパイロットを救出すべく、コックピット周辺を無理やり切り裂き・・・
そこから一人の少女を引っ張り出した。
その姿は・・・
白い鳥の翼と竜の尻尾を持っていた。
「こ・・・
このお方は・・・!
創造神族・シルフィード様!」
私は驚愕した。
「なんで、大昔の戦争にシルフィード様がでてくるにゃ!?」
ここからが、カーバイン王国が「技術」を得た経緯です。




