第265話 殲滅兵器
ものすごい怨念だ。
海天使システムが、効いているからか、これ以上の強化は今のところ見受けられない。
が、油断は禁物!
「ユニィ!
流星雨、リフトオフ!」
「了解なの!
流星雨、リフトオフ!」
キティルハルムから、一基の砲塔が分離・変形する。
これを、ライブリアが装備する。
こんなもの、使いたくはなかった・・・
でも、私は「女王」であり母・・・
「国母」なのだ。
やるしかない!
「全火器解放!
自動ロックオン!」
神波動狙撃翼が宙を舞う。
本体の四機のキャノン砲が、前を向く。
流星雨の無数の砲台が、口を開ける。
「発射!」
一斉に、無数の神波動弾と、アイアルコンミサイルが吐き出され、アールヴを破壊する。
しかし・・・
「猫の分際で、よくもやってくれたな・・・!」
は・・・
反則だろ・・・
これだけの攻撃をくらって・・・!
「バケモノか!?」
あえて言おう・・・
バケモノだと・・・
ここまですごい奴は、なかなかいないぞ・・・
リシテアール司令室・・・
「バカな!
あれだけの攻撃で、あれだと!?」
さすがに、アルナスも驚愕していた・・・
流星雨「メテオスター」
ミリアム女王が、ライブリアと並行して開発していた超兵器。
無数の砲門とミサイル発射管を持つ。
魔装騎士と合体し、無敵の機動兵器となる。




