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第2624話 魔法や儀式の奥深さ

「はあ・・・

魔法研究の最先端の国の女王のくせに、そんな基本的な知識を知らなかったですか・・・」


ルナ神は、呆れたように言う。


「はあ・・・」


「まあ・・・

魔法って言っても・・・

科学直結の現実主義じゃあ、仕方ないでしゅ。」


ルナ神は、手を軽く振る。


すると、一冊の本が現れる。


「読んでみるでしゅ。」


「お言葉に甘えて。」


ページをめくり、読んでいく。


「ほおほおほお・・・

ある意味・・・

「踊り念仏」とか、祭りの踊りなんぞも、その一種ですか・・・」


勉強になる。


「最近じゃあ・・・

って言っても、少し昔・・・

ノワール女王・・・

今のノワール神が編み出した、女王の演舞(ノワールロンド)なんかもその一種と聞いたでしゅ。

見せてもらったことがあるけど、魔性の美しさがあったでしゅ。」


「そうか・・・

私は、その動きを攻撃と回避だけに使っていた・・・!

「魔法力」と動作にこそ意味がある!」


「まあ、そういうことでしゅ。

昔の人間は、そこらへんしっかりしていたでしゅが・・・

今は、廃れてるでしゅ。」


うーむ・・・


奥深い・・・


「まるで・・・

地球の一時期、錬金術と魔法が廃れ、科学偏重になっていったのと同じですね。」


意外に古代魔法に、こういうモノが多いのはそのためだったか。


私は、会釈をし、辞去する。



「あの女王・・・

歳の割に、まだ成長するでしゅ。

楽しみにしてるでしゅよ・・・

「真・女王の演舞(ノワールロンド)」・・・」


ルナ神は、ミリアム女王を見送った。

意外なんです。

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