第2620話 誇り高き希望を胸に!
地球・首都トキオシティ・・・
「ぶはははは!」
「なんだアレ!?」
シブヤ交差点の立体モニターで、通行人たちは戦艦ミリアリア艦橋でのミリアム女王とハルカ神の会話を観ていた。
「あれが・・・
「神殺しの猫耳女王」!?
そこらのねーちゃんに見えるんだが!?」
「あのエルフの科学者・・・
今は「神」らしい。」
そこで、ミリアム女王はカメラ目線になる。
「皆様。
私は、惑星リシテアールの一国、キティルハルム王国女王ミリアリア・イスレ・キティルハルムです。
今は、貴軍と我々の戦力によって、このような外敵は排除されております。
・・・が・・・
こののちも戦乱は続くでしょう。
とはいえ、絶望は禁物です。
我々は・・・
進化を約束された生物です。
生きることを望まれた者たちです!
戦いましょう!
平和のために!」
ミリアム女王は、悠久の図書館を掲げる。
「誇り高き希望を胸に、平和の願いを込めて!」
そのとき・・・
「ミリアム!」
「ミリアム!」
一人が声を上げる。
また一人、また一人と、ミリアム女王を鼓舞していく。
ミリアリア艦橋・・・
私の手の中に、神波動が集まっていく・・・
純粋な光の神波動を集める・・・
理論上は可能なのだが・・・
なるたけやりたくはなかった。
だって・・・
恥ずかしいし・・・
原理そのものは、「あの」術とよく似ているがちょっと違う。
さあ・・・
やってやるぞ・・・
立ち上がれ!




