第2618話 提督エルザス
「さて・・・
銀河連合とやらの実力・・・
見せてみろ!」
地球攻略に出現した、提督エルザスは、目の前の艦隊に主砲を叩きこんだ。
しかし・・・
「ぬあッ!」
艦隊の前衛に布陣する、反射盾艦ミラー級がことごとく返す。
そのころヤン提督は・・・
「いやあ・・・
邪馬台国の技術もすごいもんだねえ・・・
敵の攻撃を「返品」できるとは・・・」
そうして、やり過ごした後・・・
ドオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!
アキツ艦隊が、神波動閃熱砲を一斉に掃射する。
「な・・・
なんなんだ!?
リシテアール連邦のような混雑種ではなく、人間族主体の種族と聞いたが・・・」
だからと言って、ナメすぎである。
「ここは・・・
やるか・・・」
エルザスは、目を見開いた。
「多重防壁展開!」
エルザス艦が、主砲をスライド。
エネルギーの奔流で、結界が張られる。
「神波動閃熱砲が霧散されます!」
古代が、悲鳴をあげる。
が・・・
エルザス艦隊を上から・・・
あるいは下から攻撃する艦隊が!
エルザス艦艦橋・・・
「な・・・
何者だッ!?」
モニター画面にミリアム女王とリケ神の顔が映る。
「前に強くても・・・
上と下は脆かったですね。」
「にゃーははは!
銀河艦隊に一発撃ったら、こっちはその攻撃を増幅して中央に叩き込むにゃ。」
実用化していたのです。




