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第2603話 文明の利器を使うなら

キティルハルム王宮前広場・・・


「ほほお・・・

ここも、だいぶ変わったにゃ・・・」


ミケランジェロ神は、しみじみとうなづく。


「昔は、よくここで国中のみんなと宴会やったもんにゃ・・・」


「今は、人口も規模も格段に大きくなりました。

たまに私や王族が、ノワールオオウナギを釣っても、国民全部の口に入るわけじゃありません。」


「あのドでかいウナギがにゃ!?」


私が言った言葉に、ミケランジェロ神は、驚く。


「現代は、人口も物資も多いのです。」


そう言ったところで・・・


ナキが、大理石を用意して、仕事にとりかかろうとしていた。


「燃えるにゃ!

高まるにゃ!

あちしの神波動オーラよ!

奇跡を起こすにゃッ!」


ぎゅいいいいいいいいいいいいいいいいんッ!


電動ドリル(リューター)が、高速回転し始める。


「にゃーははは!」


瞬く間に、石をすばやく切削していくナキ。


やがて、創造と破壊の竜(エイシェントナーガ)聖鳳凰フェニックスの像ができあがった。


「にゃ。」


肩をすくめて、鼻で笑うミケランジェロ神。


ノミとハンマーを実体化させ・・・


「にゃああああああああああああああッ!」


すばやく作業をする!


そして・・・


「にゃ・・・」


ナキは、腰を落とした。


なぜなら、ミケランジェロ神の目の前には、12創造神王像が並んでいたのだ。


「子孫よ・・・

文明の利器を使うなら・・・

これくらいはやってみせるにゃ。」


「無理にゃーーーーーーーーーーーーーッ!」


ナキは、叫んだ。

先人、恐るべし・・・

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