第2599話 創造と破壊の竜・聖鳳凰
ツキヨミ艦艦橋・・・
「ツ・・・
ツキヨミ様・・・
創造と破壊の竜・聖鳳凰が・・・」
「どうした!?」
ツキヨミ神は、撃ってきたと思ったが・・・
ドゴオオオオオオオオオオオオオンッ!
「「うおっ!?」」
殴ってきたのだ!
「殴ってきました!」
副官が、遅ればせながら報告した。
「ば・・・
バカモノ!
食らってから言うな!」
「くくく・・・
どこも、予想外の攻撃を食らうと、反応できないのは一緒だね!」
ルカ神は、人の悪い笑みを浮かべた。
ジャキッ!
その巨大なランチャーを構える。
「今度こそ撃って・・・」
めきめきめき・・・
外殻装甲がきしむ!
「機体の尾で、締め付けてきました!」
「また食らってから言うな!」
炎の攻撃を得意とするルカ神は、基本剣士である。
神や人に関わらず、剣士や武術家は、時としてフェイントを多用する。
「う・・・
撃ち落とせッ!」
「きたね。」
無数の攻撃端末で、創造と破壊の竜・聖鳳凰をツキヨミ神は四方八方から狙ってきたが・・・
「いけ!
鳳凰の羽根!」
創造と破壊の竜・聖鳳凰の翼から炎をまとった羽根が飛び出して一つ残らず迎撃していく。
「これが・・・
創造神王かッ!?」
ツキヨミ神は、恐怖していた。
「情報通りなら・・・
ヤツは・・・
リケ神の「神としての」師だと聞くぞ!」
・・・と、見せかけての応酬。




