第2597話 愛と炎の女神!
宇宙中央・・・
戦艦の艦橋・・・
「ツキヨミ様・・・
分担は、ここまです。」
指揮官らしき狐の神に、副官らしき狐の神に報告する。
「くそッ・・・
こんな事務作業をさせおって・・・
クソ猫の女王がッ!」
ツキヨミ神は、悪態を垂れる。
そこへ・・・
「ぜ・・・
前方に艦隊・・・ッ!」
副官が驚愕の声をあげた。
「ど・・・
どうやら、「創造神王」艦一隻に、ピースフル・リケ級一隻・・・
それを中心とした小艦隊です!」
ルカ艦・フェニックス艦橋・・・
「敵艦につないで。」
「わかったでしゅ!」
ヒヨ神が、コンソールに向かう。
「な・・・
何者だ貴様は!」
仕事の終わりで、イラついていたツキヨミ神。
「お仕事終わりで、ご苦労さん。
でも、こっちもムカついてるのよ。
僕はね・・・
創造神王・聖鳳凰のルカ。
この宇宙の光の神々の最強の12柱の一画さ。」
ルカは、提督席の引き出しからピンクの油性マーカーを取り出し・・・
爪に塗り始める。
「マニキュアじゃあ、いい色出ないんだよねえ・・・」
「子供のお遊戯かッ!?
爪をマジックで塗るなッ!」
「いいじゃん。」
だんだんムカついてくるツキヨミ神。
「撃てッ!
ついでに、これくらいの大物なら、他の神にでかい顔ができるぞッ!」
だが・・・
「盾艦ッ!」
ドガアアアアアアアアアアアアンッ!
ピースフル・リケ艦橋・・・
「ルカ様の盾艦・・・
「炎のシールド」で防御しています!」
テラが報告する。
「ってか・・・
防御というよりも・・・
敵の攻撃をことごとく、「焼き切って」いるにゃ・・・」
リケ神は、ごく普通に驚愕した。
マジックで爪を塗る女神・・・




