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第2596話 使い捨てなれど・・・

「では・・・」


「少数でも、ピンポイントでこちらに兵を送れるということではないか!」


神族たちは、騒ぎ始めた。


だが・・・


「静粛に!」


澄んだ声が響いた。


氷と正義を司る、聖氷竜フロストドラゴンアリーナだった。


「これなるは・・・

一往復で、負荷に耐えられなくなります。」


「じゃあ・・・

使い捨てですね。」


「ええ。」


識神ハルカの問いに答える。


「して・・・

どう対応する?」


デウス・エクス・マキナ神が聞いてくる。


「来たいと申すなら・・・

こさせるのです。

さすがにいたちごっこを続ければ・・・

もう来れなくなるか・・・

さもなくば、「扉」を力ずくで破るかしてくるでしょう。」


それを聞き・・・


「にゃーははは!

主演リケ・ミケランジェロ・・・

「いたちごっこ」の・・・」


スパーンッ!


ミケランジェロ神が、リケ神のどたまをハリセンではたいた。


毛筆で「教育的指導」と書かれている。


「はいはい・・・

わかったにゃ・・・

昔っからガチでやるから・・・」


さすが母親・・・


うまくあしらっている・・・


そして・・・


ルカ神が進み出る。


「僕が出ましょうか?」


彼女は、ぺろりと唇を舐めた。


「ル・・・

ルカ神・・・」


「よりによって・・・」


そう・・・


母性を持つ女神は数あれど・・・


「焼き尽くす」ことに定評のある女神は、そうはいない。


「あ・・・

あちしにやらせるにゃ!」


その言葉に、ルカ神は目を細めて微笑んだ。


「どうせ君の番も来るんだ。

僕にやらせてよ。」


アルテミス神が、完全に絶食系の男装美女ならば・・・


ルカ神は、蠱惑的な「母性」である。


同じような男装でも、対比的である。

ルカ神は、出陣!

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