第2592話 すごい亜神・・・
「くッ・・・
なんなんだ・・・
このエンディミオン神とは・・・!」
デミダイヤ神は、冷や汗を額に流していた。
「とてもただの亜神とは思えん!」
エンディミオン神の右手に剣が現れる。
「他の神や亜神も・・・
そちら側を押している。
帰っていただこうか?」
エンディミオン神は、剣を一閃する。
「ぐッ!」
デミダイヤ神は、剣で受ける。
「やるようだな!」
「「神」起源でない者を、なめるべきではない!
ただここは・・・
神々のとっても「聖地」なのでな!」
ギンッ!
バキンッ!
二人の剣が、火花を散らす!
「私とて・・・
貴公を倒してしまってもよいのだがな!」
エンディミオン神は、真っ赤なバラを投げる!
「ぐッ!」
デミダイヤ神は、これをかわす。
しかし・・・
どすッ!
「「「いッ!」」」
神族たちは、驚愕した。
バラの茎が、床に突き刺さっていた!
「オ・・・
オリハルコン製の床が・・・!」
神族の一人が、目を見開く!
その声に、何名かの科学神が、分析を始める。
「これは・・・
興味深い・・・」
「うむ。
ただの人間の騎士でも、似たことができるしな。」
「ただのバラではないのか!?」
「ただのバラだ。
ただし・・・
このエンディミオンの神波動を含んだバラだ。
だから、こういう攻撃力を持つ。」
そう。
ただの剣士でも、ミスリル製の剣で、オリハルコンの盾を斬ることをも可能とすることがある。
それを彼は、やっているのだ。
強いです。




