第2581話 神話のウサギ神
「だああああああああああああッ!」
ありったけの神波動を込めて、ハンマーでセレーネ神を殴るアルテミス神!
「にゃあああああああああああああああッ!?」
まるっきり、猫神のような絶叫をあげて、セレーネ神は「起床」した。
「なにすんの!?
アルテミス神!?」
激昂するセレーネ神。
「月光」だけに。
その声を聞きつけ、エンディミオン神や子供神も目を覚ます。
「何の用?
餅つき?」
セレーネ神の「ウサギ耳」がぴょこんと立つ。
「んなモン、誰が必要としてるんだよ・・・
ついに、運命神様が動いたんだよ!
後、「猫座銀河」に超絶優秀だけど、オーバーワークな猫女王がいるわけ!」
「ん~・・・
私・・・
戦争キライ。」
「好きで防衛戦争するヤツがいるかッ!?」
そりゃそうだ。
「あのねえ・・・
その女王・・・
「神帝」に抜擢されたんだけど・・・」
「だけど?」
ずいっと顔を近づけるセレーネ神。
「断ったよ。」
ジト目で即答。
「「憐れなニャンコに、これ以上働かせるんですか!?」ってね。」
そこで・・・
「ぶわははは!
おもしろい女王様じゃん!」
俄然、興味をもったようだ。
「ルナ!
ムーン!」
「「はいでしゅ!」」
子供神が二人、敬礼する。
「艦隊の準備を!
これは、おもしろい時代になったわ。」
神話の時代から、大恋愛で知られるセレーネ神は、立ち上がった。
誰がモデルですかね・・・




