第2573話 会議は踊り狂う
宇宙中央・・・
そこに、別宇宙艦隊が並んでいた。
「厄介だな・・・」
科学神ベストラーデが言った。
「ええ。
しかも、この「道」・・・
一惑星の女王が構築した理論をもとに建造されたそうですよ。」
識神ミネルが言った。
「くくく・・・
確かにそうだろうが、その私を誰だと思っている?
「科学神」だぞ?」
白衣の上にトーガをまとった、ベストラーデ神はメガネのような機械を装備した。
「至極単純・・・
地道に壊せば、なんとかなりそうだ。
エラく時間はかかりそうだが。」
ニヤリと笑うベストラーデ神。
しかし・・・
印を結んだその時・・・
「!!!
これは・・・!?」
「時間回廊!?」
別宇宙との通路の周囲が、時間回廊に閉じ込められ、艦隊は封じられた。
そして・・・
「ふッ・・・
さすが、策士ですね・・・
女王ミリアリア・イスレ・キティルハルム・・・」
ミネル神は、フッと笑った。
一方、パスキールパレス・・・
「コレは、ヤバいですね・・・」
私は、冷や汗を流した。
「ミリアム女王!
そなたが、あのようにドヤ顔で言うから!」
なぜかここにいる、オーディーン神が怒鳴った。
「私は、あのとき・・・
「時間稼ぎ」と申しました。
「時間回廊」だけに。」
すると・・・
「にゃーははは!
「時間稼ぎ」と「時間回廊」・・・
イケてるにゃ!」
ミケランジェロ神のツボに入り、爆笑している。
「問題は・・・
ことは、「会議室」で起きているのではありません。
「現場」で起きているのです。」
私は、ウケまくっているミケランジェロ神と、ドン引きの顔でそれを見るリケ神を横目に言った。
時間だけに・・・




