第2566話 暴竜の巫女
「やれやれ・・・
こんな戦い方だから、「これが神かよ!?」と神に言われるのでしょうに。」
苦笑して、肩をすくめるテラ。
だが・・・
「ヘラヘラと笑いやがって!
トカゲが!」
「死ね!」
オペレーターたちが、剣を抜いて襲い掛かってきた。
だが、テラはどこ吹く風だ。
ただ・・・
「トカゲ?
ヘラヘラと笑ってる?」
テラは、剣を抜いた。
「私は「ティラノサウルス」です。
誇り高き「暴竜」の巫女です。
後・・・
「苦笑」しているのと、「ヘラヘラ笑い」を識別できない方は個人的に、好きではありませんので。」
がちーんッ!
「「なッ!?」」
オペレーターたちの剣を、自らの剣で「切り裂く」テラ。
敵の剣が「同時に」切れる・・・
「時に、今の言葉を言った人・・・
あなたは、もう・・・
「死んで」います。」
「な・・・
なんだと!?」
ぴッ・・・
ずばッ!
「ぎゃああああああああああああああッ!」
テラに「トカゲ」と言ったオペレーターは、脳天から「二枚卸」になっていた。
「どうせ、あなた方はあちらの神族でも「パワハラ」が酷くて、このような主神の艦隊に左遷されたにでしょう?」
テラは、怒気と尻尾を揺らしている。
屈強のティラノサウルスの尻尾ではたかれそうで、コワい。
「命が惜しくば、笑い一つでも識別できるようにすることです。」
「おりゃあああああああああああッ!」
後ろから斬りかかってくるオペレーターを、尻尾ではたく!
「ぐほッ!」
ぐしゃッ!
「ありゃあ・・・
肋骨が、粉々・・・
内臓が潰れてるし・・・」
アロームが検死する。
「ティラノサウルス怒らせると、命がないし・・・」
テラ・・・
コワいです。




