第2557話 戦神ガレス5
「神罰だと!?
ふざけおって!」
ガレスは、神波動閃熱砲を連発してきた。
そこを・・・
「神波動閃熱砲・平和神の怒り発射にゃ!」
ドゴオオオオオオオオオオオオオンッ!
強烈極まりない、神波動閃熱砲同士がぶつかった!
「ぐ・・・
ぐおおおおおおおおッ!
目が・・・
目があああああああッ!」
リケ神の傍に控えていたアロームが、目を押さえてのたうち回っている。
「だからいつも言ってるでしょ・・・
「対閃光・対ショック防御」の準備はしておけって。」
テラが、サングラスを外し、あきれ返りつつ、アロームを見る。
一時的なモノなので、じき回復するだろう。
「神波動盾展開ッ!
最大戦速にゃ!」
ピースフル・リケは、加速し、ガレス艦に突っ込む!
ドガアアアアアアアアアアアアンッ!
「く・・・
くくく・・・
「戦神」の「盾」は厚いぞ・・・!」
自信満々のガレスだが・・・
「なら・・・
あちしの「盾」を見るにゃ。」
「ん?」
反射的に、リケ艦隊の盾艦を見る。
その船腹に・・・
「横」とでかでかと書かれているではないか!
「「盾」なのに「横」だと!?」
「リアルに毛筆で書くのに、コストかけたにゃ。」
「くだらぬことに、金をかけるな!」
「よく言われるにゃ。」
涼しい顔のリケ神。
こうしている間にも、ピースフル・リケの神波動盾が、ガレス艦の神波動盾を削っていく・・・
「盾」?
「横」です。




