第2552話 月光神正装?
オリンポス山・アルテミス神殿・・・
「うう・・・」
アルテミス神は、ドレスを着て、キトンを羽織ったという「ザ・女神」という姿になっていた。
そもそも、彼女は「男装」がアイデンティティであったのだが・・・
「まあ!
お似合いですわ!」
超絶仏頂面のアルテミス神に対し、喜びの表情のデイブランド神。
「コワいです・・・」
「ええ・・・」
物陰から覗く、神獣ケリュネイアと神獣カリスト。
「そこの人たち?」
「「ぎくッ!?」」
一瞬で「石化」する二人。
逃げようとする二人だが・・・
背後から捕まる!
「デイブランド師匠の一番弟子デイジー神にゃ。」
ミケランジェロ一族の出のようだ。
「同じく、二番弟子のサマラ神ですわ。」
エラル一族の出のようだ。
「さあ・・・
無料でご奉仕にゃ。」
「遠慮はいりませんわ。」
「「・・・・・・」」
二人は、顔を真っ青にしていた。
言葉にしなくてもわかる。
「「ぎゃあああああああああああああああああああああああッ!?」」
神殿内に、女性とは思えない悲鳴が響いた!
ゼウス神殿・・・
「アテナよ・・・
そなたも、警戒すべきだな。」
ゼウス神が、情報分析し、編集する作業中に助手の仕事をするアテナ神に言う。
「別宇宙の神々ですか?
「敵を知り、己を知れば百姓一揆」というでしょう。
必要以上に恐れる必要がないのでは?」
アテナ神が応える。
「デイブランド神のことよ。」
アテナ神はその一言で、震え上がった!
デイブランド神・・・
すでに恐れられています・・・




