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第2551話 月光神と服飾神

オリンポス山・・・


「わーッ!」


ランニングシャツとオーバーオール。


その上からキトンをまとったショートヘアの女神が、新人の女神に追い回されていた。


「お待ちになってください!

アルテミス様!」


新人の女神。


彼女の名は、「服飾神」デイブランド。


そう。


キティルハルムのデイブランド一族の始祖でもある。


彼女は、キティルハルム王家の流れを汲む、「初代一級貴族」でもあった。


「ひいいいいいいいいいいいッ!」


デイブランド神の艶のいい黒い尻尾が立っている。


すっごく機嫌がいい。


アルテミス神は、古代から「男装」の女神だった。


現代でも、女神の威厳を保つためにキトンこそ着ているが、完全に男装だ。


「なんで、僕を着せ替え人形にしようとするかなーッ!?」


「それは・・・

あなた様が、魅力的な女神だからです!」


それを、アルテミス神の従属神たちが見ていた。


見ていたが・・・


助けようとしない。


そんなことをすれば、自分も彼女の餌食になるからだ。


「き・・・

君?

子孫にレクチャーしに行かなくていいの!?」


とっさに聞く、アルテミス神。


そこに「救い」を求めるが・・・


デイブランド神は、目を閉じて首を左右に振る。


「子孫たちですか。

大丈夫。」


笑顔が不気味だ。


「彼らは、日進月歩。

切磋琢磨しております。

人類は、任せましょう。

しかし・・・」


「しかし・・・?」


「神々にこそ、今の私は必要なのです!」


アルテミス神と従属神たちは、震え上がった!

やっぱりこうなった!

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