第2545話 ノワール神映画鑑賞
キティルハルム王宮・評議会室・・・
「陛下!
どうするにゃ!?
あのメルトダウン起こしかけの「ホングコング」と、「デストロイヤー」は!?」
ナキが、ヒステリックに叫ぶ。
「あの過剰な核反応・・・
もはや、止めるすべがありません!
凍結魔法を使える魔導士や、機動兵器で包囲・・・
さらに、ホングコングとデストロイヤーをぶつけます!」
ミリアム女王が宣言する!
ところ変わって、キティルハルム海岸都市・・・
ここは、すでに住民が避難し、ゴーストタウンと化していた。
「ごああああああああああああああああッ!」
ホングコングが、デストロイヤーを掴み、放射熱線を吐く!
だが・・・
「ギャアアアアアアアアアアアス!」
デストロイヤーは、負けじと、分子分解光線を吐く。
両者は相打ちとなり・・・
「総攻撃!
両者を凍結粉砕ッ!」
ミリアム女王の命で、この二大怪獣は氷漬けとなり、砕かれ・・・
一帯の放射能もおさまっていく・・・
キティルハルム王宮・・・
「ほう・・・
現代版もイケてますね・・・
おもしろい!」
興奮気味のノワール神。
「でも・・・
なぜ、あなたがこの映画に出演しているのです?」
ノワール神が、先ほどの映画「ホングコングVSデストロイヤー」について聞いてくる。
「監督が、凝り性でして・・・」
なんでか、映画監督の「スクリナ・ミケランジェロ」は、「本物の気合をぶっこむ」というのを座右の銘にしているクリエイターだ。
「いい土産話ができました。」
ノワール神は、久々に特撮映画が鑑賞できてご満悦だった。
ノワール神は、映画鑑賞が好きです。




