第2544話 情報分析の依頼
キティルハルム王宮・・・
女王執務室付属サンルーフ・・・
ここで、私は午後の執務を終え、昼寝をしていた。
だが・・・
べしッ!
いきなり尻尾の一撃を食らった!
「な・・・
なにごと!?」
私は飛び起きる。
「女王たるものが、仕事が終わったとはいえ、昼寝とは・・・
いい御身分ですね。」
怒りの神波動を発していたのは・・・
「しょ・・・
初代様!?」
そこにいたのは、何度か戦ったノワールその人ではなく・・・
肖像画に描かれた、「初代様」だった!
「キティルハルム王国女王ミリアリア・イスレ・キティルハルム!
私のことは、「学士神」と呼びなさい。」
即座に、私はひざまずく。
これは・・・
たぶん戦ったら勝てるだろうが、それ以上に「コワさ」がある。
「まったく・・・
何が「憐れなニャンコ」ですか・・・
「無駄眠」を貪る「ドラ猫」ですね・・・」
言いつつ、記憶装置を私に差し出してくる。
「断片ですが、ハルカ神と「封印」の地を探索しました。
そのデータです。
時間があったらでよいので、解析をしてください。」
「う・・・
承りましてございます!」
やはり、ゼウス様とは迫力が違う・・・
「ときに・・・
ハルカ神が、先人として褒めておられました。
「ただ、相手を食い止めるだけでなく、守りやすい陣を敷くことは見事」だと。」
「お褒めにいただき、恐悦至極にございます!」
なんだろう・・・
この冷や汗は・・・
「ところで・・・」
ノワール様は、私を見た。
「現代の動画は、どのようなものが発展しておるのでしょうか?」
なんだ!?
とうとつに、オタ発言なんだが・・・
ノワール神は、特撮好きです。




