第2543話 識神VS識神4
「くッ!」
ミネル神は、星間物質を集めて攻撃しきた。
そこに、ハルカ神は、右手をさっと振る。
前方に薄い壁のような膜ができる。
まるで、輝く水晶のようだ。
「水晶壁。
そう命名しましょう。」
水晶壁は、ミネル神の攻撃をことごとくはじき返した。
「こんなものは、やり方さえ覚えれば、人間にだってできますよ。
そう。
最強クラスの亜神なら、見ただけで覚えますね。
こんなもの・・・
周囲の物質を、原子レベルで自在に操っているだけですから。」
「応用が・・・
金剛石吹雪ですか。」
「よくできました。
ノワール神。
100億点あげましょう。」
まるで、教師のようにノワール神の回答に、「合格」を与えるハルカ神。
『人間にだってできる!?
じゃあ、この宇宙最強の「人間」のミリアム女王ってのは、どんなバケモノですか!?』
ミネルは、心底ビビった。
「さて・・・
ここは、私は顔見せにきただけ。
あなたがおとなしく退いてくれれば、これ以上の手出しはしません。
どうします?」
ハルカ神は、人の悪い顔で微笑んだ。
「お・・・
覚えてなさいッ!」
ミネル神は、姿を消した。
「やれやれ・・・
半分はハッタリです。
さて・・・
この戦闘のデータを持ち帰り、科学神方や人間の総合導師・科学導師に解析していただきましょう。」
「忙しくなりますね。」
ハルカ神と、ノワール神は、姿を消した。
人間にもできるって!?
無理言え!




