第2510話 新たなる神々
その日・・・
私は、深淵の図書館への扉を開いた。
時として、知りたいことが多くあるので。
そうして・・・
深淵の図書館の情報を手にする。
こうして得られる情報や技術は多い。
そうして・・・
奥へ進むと・・・
そこには、鳥の頭の神と、白衣にキトンを羽織った女神が議論していた。
「トト様!
ここは、こういう形式の記録にすべきです!」
「いや!
こうするべきなのだ!
ハルカよ!」
一体なにごとか?
「やはり彼女を抜擢したのは、よかったな。
そう思うだろう?
ミリアム女王。」
「は・・・
背後に、司書神様!?
ってか・・・
あの女神は・・・
ハルカ博士!?」
「うん。
彼女は、よくやってるよ。
混沌神族・識神ハルカ。
それが、今の彼女の名さ。」
司書神様が言った。
そうそう。
鳥の頭の神・トト。
彼は、エジプトの神だが、書記の神だ。
よって、混沌神族として、司書神様付けとなっている。
「神々も、先の戦いで減ったからね。
空きには、希望者を空席に入れる予定なんだ。」
「左様でございますか・・・」
そして・・・
とんでもないことを聞く。
「そもそも、彼女は知識を追って、「人間時代」ここに来たことがある。」
「え!?」
「ここへ入るには、入った者がまず術式を組む必要がある。
さて・・・
キティルハルムの悠久の図書館の術式は、君のご先祖が編み出したもの。
しかし・・・
その術は、誰かがすでに組んだものだった。」
ま・・・
まさか・・・
古代文明時代にここへ入ったのは!?
驚愕の事実!




