表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2586/3270

第2508話 ファルティア帝国考古長官マラミュート・アルティリア

ファルティア帝国・考古庁・・・


「あんのアホ・・・

またやりやがったーッ!」


牙を剥きだし、ファルティア帝国の考古長官マラミュート・アルティリアは、怒鳴った。


元は人狼族の国アルティリアの第二王女だったこの女性・・・


彼女こそ、その考古学の知識を、ミリアリア大公領の冒険者ギルドマスターであるショータ・ミケランジェロに認められ、その弟子として考古学の発展に寄与してきた。


「女王陛下の命で、時々くるのはいいけど・・・

度肝を抜く奇行ばっかり!」


シベリアンハスキーを思わせる彼女は、実は帝国内でも人気ランクが高い女性だが、彼女は意に介さない。


「新発見の遺跡を見つけては、自分が突っ込んで激突して大怪我・・・

果ては、ナキ閣下の口座からお金を横領して訴訟沙汰になるし!」


今回に至っては・・・


報告書を読むと・・・


調査中だった遺跡に、魔物が出たため応戦。


全討伐したはいいが、遺跡は崩壊・・・


極大魔法級の大魔法を使ったためと、思われる。


だが・・・


かつての古代時代の「電磁加速カタパルト施設」だったようで、銀河連合からさえ注目されたオーパーツ遺跡だったのだ。


そんなときだ。


「いやあ・・・

悪い悪い・・・」


そう言いつつ、ショータが入ってきた。


彼の評議員ローブは、ボロボロになっていたが・・・


「どーしてくれるんだッ!」


がすッ!


マラミュートは、ショータの身体を投げ上げ、空中で極めて落下。


「マッ〇ルスパーク!」


「ぐはッ!」


ぺっと、唾を吐き出す「元」王族らしからぬ悪態をとる、マラミュート。


「女王陛下、皇帝陛下、大公殿下にこの不始末・・・

包み隠さず報告させていただきます!」



マラミュート・・・

彼女は、ショータの奇行の被害者の一人です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ