第2481話 塀の中の「懲りる訳ない」面々
「おお!
だれかと思えば、「三流日報」のラグじゃないか!」
「そっちは、「憂国バナナ」のハバナ記者にゃ!」
ここは、一級報道法違反者収容所。
つまり、マスゴミ専用の刑務所だった。
ここには、まともな報道者はいない。
昼時・・・
「あちしが・・・
この収容所の所長・・・
エダマメ・エイハにゃ!
さあ・・・
今日の・・・」
やたらゴツくて筋肉質なド迫力の女性所長である。
「油にゃ!」
ドバアアアアアアアアアアアアアッ!
「「「ぐぎゃあああああああああああああああああああああッ!」」」
囚人たちは、いきなり油を浴びた。
「うえッ・・・
油くさいにゃ・・・」
「さらに・・・」
所長は、召喚魔法を使う!
出てきたのはモップだ。
「床のワックスがけにゃ!」
「何考えてるんだ!」
「ワックスの前に、ぬるぬるにゃ!」
文句を言う囚人たち。
「基本的人権、守るにゃ!」
だが・・・
「貴様らにそれが言えるのなら・・・
まっとうな「マスコミ」やってるにゃ~?」
所長が、ラグに顔をこれでもかというくらいに近づける。
「「「ぎゃあああああああああああああッ!
滑るーーーーーーーーーッ!」」」
ワックスは滑る。
しかも油まみれだ。
丸一日・・・
こんな感じの「懲罰」は続いた。
「どうですか?
彼らは。」
ミリアム女王が、所長に聞く。
「反省の色なしですにゃ。
口を開けば「報道の自由」だの・・・
「基本的人権」だの・・・
それを自分らで守れないからこうなってるって自覚がないにゃ。」
ただ・・・
いつの時代も、道を踏み外した報道者は・・・
変わらないのだろう・・・
所長のモデルは誰でしょう?




