第2468話 内容
「そこで・・・」
今、私は艦内服の上に女神風のキトンをまとった服装だ。
それは、どうでもいい。
「各主要神族から、立候補者を出し・・・
各星間国家、各神族の投票で決定。
数年ごとに交代・・・というのはどうでしょう?」
そこで、リケ神が、アルナスをジト目で見る。
「このババアが、前世で「リシテアール王」に推挙されかかったときに使ったテにゃ。」
「な・・・
何を言われるかッ!
私は、器じゃないッ!」
アルナスは、しどろもどろになる。
その声に、ざわめきが広がる。
「ガチの器なヤツは、こう言うんだよな・・・」
「自己肯定感がないのか?」
「いや?
自身過剰ならぬ「自信不足過剰」だろう。」
神々が、そう言っている。
ほっとけ!
「そういう私自身・・・
リシテアール連邦の盟主にいつの間にか「させられて」います。
あわれなニャンコに、これ以上の重責を負わせんでください。」
冗談で言うが・・・
「誰があわれなニャンコだ。
邪神を片手でひねりつぶす「ヤマネコ」のくせによ!」
アレス神が言った。
「うぐッ!」
ちょっと傷ついた。
「う~ん・・・
「ヤマネコ」に関しては僕も同意だけど・・・
無理くり陛下を「神」にするのは、僕も反対だよ。
だから、原因からして・・・
「神族評議長」案は賛成だね。」
ジョルジュが言う。
次第に・・・
「それならいいかも・・・」
とか・・・
「なんか、大統領制のようだな・・・」
とか、そんな声が聞こえてくる。
絶対権力ほど怖いものは、ないのだ。
アレス:誰があわれなニャンコだ!
ミリアム:うぐッ!?




