第2453話 破滅級
「おのれ・・・ッ!
よ・・・
よもや・・・
よもや、司書神様が現れるとは!」
司書神様は、皆の力を結集させ、「施錠」に全力を注いでいる。
「おや?
君は・・・
なにが不満なんだい?
こういう事態がおこれば、僕は出向くもんだよ?」
冷ややかな目で司書神様は、オルゴデミウス神を見る。
「隙ありッ!」
アルナスが、ナカソネ・コタツで触手を数本斬り飛ばす!
「卑怯な!」
「ナキ閣下ではないが・・・
卑怯もお経もない!
お忘れか?
あなたはもはや・・・
人ばかりか、神々さえ敵に回していることを!」
「そうさ。」
ジョルジュは、術を展開する。
「ただでさえあなたは、陛下の全力の攻撃をたて続けに受けている。
いくら常軌を逸した再生力でも・・・
アルナス卿と僕が横から攻撃すれば、おのずと弱体化する!
分子分解砲!」
「ぐはあああああああああああああああああッ!」
ジョルジュの攻撃魔法を食らうオルゴデミウス神。
「猫にトカゲにネズミがあああああああああああああああああああッ!」
オルゴデミウス神は、確実に弱まっている!
「だりゃああああああああああああッ!」
私は、魔法の出力を上げる!
「お・・・
おのれ・・・ッ!
貴様らの行為が、いかに罪深いか・・・
わかっておろうなッ!」
「知るかッ!」
私は、即答した。
「っていうか・・・
すばらしいブーメランですよ!
ここまで攻められても、まだおわかりにならない!
あなた様は、「真の神」を騙る「三流」の神だったようですね!」
決着がつきそうです。




