第2450話 ゆえに許されない?
「多くの者が、足掻き・・・
苦しみ・・・
命を奪う!
他者を傷つける!
そんなものは・・・
許されない!
そこのニケ神でさえそうだ!」
オルゴデミウス神は、魔法を乱発してくる・・・!
「にゃーッ!?」
リケ神は、その一つを盾で受けとめるが・・・
そのまま吹っ飛ばされる!
だが・・・
その身体は、機械天使と神官の機体に支えられる。
「リケ様!
そのようなざれ言・・・
お聞き入れる必要はございません!」
「そうにゃ!
そもそも、あなた様はなぜ「神」になられたにゃ!?」
私は、結界を張りつつ、オルゴデミウス神を見る。
「それ・・・
あなた様の感想ですよね・・・?」
あちこちで、似たような光景が展開される中・・・
守護の竜・神竜をまとい、私と似た姿となったアルナスが、防御魔法ごと、攻撃魔法を叩き返す!
「人の夢・・・
人の願い・・・
人の業・・・
その素晴らしき体現者・ミリアム女王!
ゆえに、貴様の存在は許されない!」
だが、そこへ・・・
「ぐはあああああああああああああああああッ!」
重力崩壊系の攻撃魔法が、オルゴデミウス神に突き刺さった!
「素晴らしいブーメランだよ。
オルゴデミウス様。
今、まさにご自分が体現しておられるじゃないか。」
同じような姿のジョルジュがいた。
「それでも・・・
それでも・・・!」
私は、術を展開する。
だが、これは「神波動」と「魔法力」を同時に撃つ術!
「猫の女王の咆哮!」
私の攻撃が、ほとばしった!
最強魔法!




