第2446話　餓鬼召喚

「聖魔核融合連発砲《エルゲイストガドリング》ッ！」

「ぐおおおおおおおおおおおおッ！」

私の術を、触手で片っ端から防ぐオルゴデミウス神。

まあ・・・

その触手が、片っ端から爆発して即座に再生。

防御と言えなくもない。

「ミリアム女王ッ！

神の御前であるぞッ！」

だが・・・

スパーンッ！

誰かが、オルゴデミウス神の「頭」をはたいた！

「この邪神が、どの口で言うにゃ！

ちなみに、このハリセンは・・・

「紙」にゃ！」

リケ神だった！

手にしたハリセンには、ご丁寧に「紙」と毛筆で書かれている。

「こ・・・

このメスガキ神がッ！」

その言葉に、リケ神の目が光った。

「地獄界より出でよ！

「餓鬼」！」

魔方陣から、わらわらと・・・

筋川骨衛門なゴブリンが、大量に召喚された！

「リケ神よ！

何か御用ですかな？」

頭目らしいヤツが聞く。

「ふッ・・・

あれがディナーにゃ！

食ってよし！

成否にかかわらず、報酬は、「フツーの人間に転生」にゃ！」

「心得ました！

さあ！

皆の者！

食うぞッ！」

「「「おーッ！」」」

餓鬼たちは、オルゴデミウス神に食らいつき、「食って」いく。

オリンピアード艦橋・・・

「あの猫神・・・

なんちゅうモンを召喚するんじゃ・・・」

ゼウス神が、あきれ返る。

「しかし・・・

常識で測らないほうがいいこともあります。」

アテナ神が言うが・・・

「くくく・・・

しかし、あの小娘・・・

おもしろいぜ？

普通、「神」が自分で・・・

「あなたは「紙」を信じますか？」なんて言うかよ！？」

アレス神は、爆笑していた。